2019.10京都 丹後半島旅行記その1【出石皿そば編】
【出石皿そば 体験記】
今回は、一泊二日の予定で、大阪から出石を経て丹後半島を1周する旅行に行ったので、その時の感想を交えて書いていこうと思います。
まずは、初日の出石から
出石は兵庫県の北東部にある山の中の街です。車でなら大阪市内からゆっくり行っても3時間程度で着き、出石皿そばが有名です。一度は出石で皿そばを食べたいと思っていたので、今回の旅行で思い切って行ってみることにしました。
まず、大阪市内を早い時間に出たので、土曜日でしたが、途中渋滞に会うこともなく、出石の町には9時前に着きました。お蕎麦屋さんが開くまで時間があったので街を散策してみました。
急に思い立ってやってきたので、ほとんど予備知識も、まずは町の様子から
【出石城址】
町営駐車場のすぐ横が出石城址でしたので、まずは城址の見学へ、行ってみました。
まずは、登城橋から城址へ入って行きました。
橋を渡るとそこには、立派な出石城登城門が有りました。
そこを抜けると建物を遠くに見ることができます。
登ってみると、そこには昭和43年に再建された隅やぐらと塀があり、公園のようになっていました。
さらに、もう一段上には稲荷神社がありました。
そこからは、出石の街なみを一望することができます。
登城門とは反対側に、この城址の最上段の稲荷神社に登るための階段があり、その階段に沿って鳥居がずーと連なっていました。
ゆっくり見学しても30分もあれば、見ることができる程度でした。
出石城址の見学が終わると、いつも写真に撮られている辰鼓楼をみるために町の中心へ
辰鼓楼の解説
有名な辰鼓楼を見たあと、皿そば巡り巾着セットを購入しに行きました(現地で初めて、このようなチケットがあることを知りました。)
これは、1,800円(税抜き)で気に入った3軒のお店を巡って皿そばをいただくことができるチケットです。(ただし、普通1人前の皿の数は5皿ですが、このチケットを使うと皿の数は3皿になります。)
3軒違うお店の皿そばが食べられるのは嬉しかったです。(ただし、案内所の方が済まなそうに、近又さんは使えなくなったんですと行っていましたが)
裏面には、お店の定休日、そばの色 、そばの太さ、だしの甘辛が一覧表で書いてありました。お店選びの参考になります。
これを使って最初に入ったお店が、官兵衛さんです。朝10時すぎから営業していました。(巾着セットのパンフレットによると、定休日:なし、そばの色:普通、そばの太さ:普通、出汁の甘辛:普通)
ここでは、テーブル席に案内され、初めにダシと薬味が運ばれきました。ここは、卵と山芋、わさびとねぎでした。今年の9月までは本わさびが一本付いていたそうですが、温暖化のため不作とのことでシステムが変わっていました。
しばらくして、おそばが運ばれてきました。一人前3皿の皿そばです。お店の方から、まずはお塩でお召し上がりくださいと言われたので、テーブルにある塩をわずかにかけて食べようとすると、そばのいい香りが鼻腔をくすぐります。口に含むとコシのある美味しいおそばでした。そのあとは、だしに卵を割り入れたり、山芋を入れたりしながら味の変化を楽しみあっという間に3皿食べてしまいました。
最後に出てきたそば湯はかなりねっとりとしたものでした。
次に訪れたいお店の開店が11:00からでしたので、途中、おりゅう灯篭や、永楽館を見ながら、歩いて行きました。
次に、訪れたお店は、甚兵衞さんです。町のメイン通りから少し離れているので、大きな店構えのお店でした。(巾着セットのパンフレットによると、定休日:水曜、そばの色:普通、そばの太さ:普通、出汁の甘辛:普通
お店の中には、中庭もありました。
ここではお座敷に案内され、官兵衛さんと同様に、薬味類がまず配膳されます。
ここでは、卵、山芋、ねぎに大根おろしが薬味としてありました。
その後しばらくしておそばが、一人3枚です。
先ほどの官兵衛さんとは、おそばの印象がずいぶん異なりました。
そば湯もお湯のような、とてもさらっとしたものでした。
最後の訪れたのが、これも町もメイン通りから少し外れた、たくみやさんに行ってみました。(巾着セットのパンフレットによると、定休日:水曜、そばの色:普通、そばの太さ:普通、出汁の甘辛:やや辛)
土間に、テーブル席もありましたが、お座敷に案内してもらいました。
ここでも先に薬味のセットが運ばれてきました。卵、山芋、ねぎ、大根おろし、生わさびが出されました。
しばらくしてそばが配膳されました。
やや辛いだしとのことでしたが、卵や山芋と入れるとまったりとした味になり、コシのある美味しいそばとマッチしていました。
最後のそば湯はややさらっとしたものでした。
【まとめ】
3軒の皿そばをいただいて、お店によって若干薬味が異なったり、そばもずいぶん違うものだと思いました。
つゆも、卵や、山芋を入れると随分まろやかになりいずれも美味しいものでした。
この3軒の内であれば個人的には、官兵衞さんのおそばが一番気に入りました。けれども出石にはまだまだお店があり、食べ飽きることがないように思いました。
ごちそうさまでした。