2019.11大阪 関西文化の日 【美術館訪問編】
関西文化の日【美術館訪問編】
第17回関西文化の日には無料になっている美術館・博物館等がたくさんあったので、お天気も良かったので行ってきました。
そもそも「関西文化の日」って?
関西一円の美術館・博物館・資料館等の文化施設の常設展が11月の主に第3週の土日(今年は11月16日(土)、17日(日))に無料で見学できる催しです。
このブログを書いていて知ったのですが、今年は9月にもあったそうです。
大阪だけでも結構な数の施設が無料になっていました。
そこで、せっかく無料で見学できるならと、駅から行きやすい施設を見て来ました。
はじめに訪問したのは、大阪中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館です。
この美術館には、破綻した総合商社であった安宅産業が収集した陶磁器約1,000点(安宅コレクション)を散逸させることがないように、住友グループ21社が総額152億円を大阪市文化振興基金に寄付。市はその寄付金でコレクションを買い取り、寄付金の積み立てに伴う運用利息で、コレクションを収蔵・展示する美術館を中之島に建設したものです。
その後も寄贈されたり、購入したりして約4,000点ぐらいの陶磁器を収蔵しているそうです。
安宅コレクションには国宝2点、重要文化財13点が含まれるものです。
美術館はフラッシュを使わなければ撮影可だったので主な収蔵作品を撮って来ました。
まずは、国宝 油滴天目茶碗
水面に浮かぶ油の滴のように、金、銀、紺に輝く斑点が綺麗に浮かんで見えます。
実物の美しさは他に例がなく、吸い込まれそうな茶碗です。
この一点を見るだけでも行った甲斐があります。実物はとても小ぶりな茶碗です。
関白豊臣秀次が所持し、のちに西本願寺、京都三井家、若狭酒井家に伝来したとのことです。
もう一点国宝が、飛青磁 花生
大阪の鴻池家伝来品とのことです。
その他にも重要文化財の
三彩貼花 宝相華文 壺など
多数の重要文化財が収蔵されていました。
収蔵品をじっくり見ていると1時間から2時間はかかると思います。
美術館のある中之島には、情緒ある建物が残っていてます。いずれも寄贈された建物です。
この建物は大阪市中央公会堂です。この裏には中央図書館もあります。
中之島はこれぐらいにして、北浜にある大阪証券取引所を横に見ながら
適塾の前の道は幾度となく通ったのですが、中に入るのは生まれて初めてです。
無料だと行きやすいです。
中は、中庭があったり、台所があったりしました。
2階には塾生たちの大部屋があったり、
辞書が置かれていた部屋があったりしました。
辞書はこの部屋でしか見ることができなりことになっていたそうで灯りが消えることがなかったそうです。
建物の全体の見取り図もありました。
毎日毎日、塾生は猛勉強していたんだろうと想像しながら部屋の中を歩いて見ました。この塾から日本を変えた人材が輩出されたのですから凄いパワーが当時の人にはあったんだろうと思います。
関西文化の日、今年初めてこんな日があることを知って行って見ました。もっと告知すれば良いのにどうしてこんなに地味に告知しているのだろうと不思議に思いながら、今日一日楽しめました。
来年は少し遠出して計画的に回ってみようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。