2021.2つる由 ならまち 訪問【奈良・ならまち ランチ編】
つる由 ならまち 訪問【奈良・ならまち ランチ編】
奈良に行く用事があり、せっかくなら奈良で一度食べたみたいお店があったので訪問してみました。
日曜日のランチの予約が2日前の金曜日の夜にできたのも、この時期だからなのでしょう。
お店は、近鉄奈良駅から商店街を抜けて、ならまちの方にゆっくり歩いて10分もかからない場所にありました。
以前かき氷を食べるため、訪問した和菓子屋さん「寧楽菓子司 中西与三郎」のお隣でした。
ならまちのいろいろなお店を訪問するたびに、いつもこのお店の前を通っていて、どんなお店なのだろうとずーと思っていたお店でした。
今回、電話で予約する際に料金を聞いてみるとランチは3,500円(税抜き)から5,000円のコースがあるとのことなので、初めての訪問なので、3,500円のコースにしてみました。お席もカウンターや、テーブル席、個室(室料必要)が選べるようでしたが、今回は、調理の様子が見られるカウンターにしました。
12時前にお店に着くとすでにメニュー表も出されており、打ち水も綺麗に打たれていましたので、少し予約時間より早かったのですが、入ってみました。
白木のカウンター席は、6席あり、隣の席との間には、アクリル板の仕切りが置いてありました。
すでにお箸などがカウンター席上にセットされていました。
まず初めに白子豆腐から、かけられているポン酢も柑橘系の爽やかな味のポン酢で甘さ加減もちょうど好みのポン酢です。白子豆腐自体も濃厚な味でポン酢とマッチしていました。
次からの料理に期待が持てます。
次に出てきたのが、カニ焼売。カニの味もしっかりとしていて、味もつけられているのでそのままいただけます。熱々で美味しいお料理です。
蕪蒸しです。中には、穴子や、ゆり根、細く刻まれた昆布などが入っています。この上にかけられた、とろみのついたゆずの香りのするアンが絶品でした。熱々なので注意して食べないと火傷しそうでした。
貝柱のしんじょです。貝柱の入ったしんじょが入ったお吸い物です。ゆずの香りが食欲をそそります。お吸い物の中には白い舞茸などが入っていました。特に、お出汁が美味しい。
お刺身が、マグロとイカとヒラメの3種盛りでした。イカは甘くて美味しく、ヒラメも甘味のあるお刺身でした。
サクラマスの利久焼きです。骨も綺麗にとられていて食べやすい焼き物になっています。焼かれたゴマの香ばしさがアクセントになっていました。
野菜の焚き合わせが出てきました。小芋や、人参、季節の若ごぼうや菊名、山芋などが入っています。それぞれの食感が異なり美味しい炊き合わせでした。
天ぷらが出てきました。白魚の絹揚げと竹の子とウドと三つ葉のかき揚げです。お塩でいただきます。白魚はふわっとした食感で、かき揚げはカラッとサクサクの揚げ物です。
食事の最後は、ご飯ですが、今回は、ウスイエンドウのおこわ蒸しでした。季節のウスイエンドウがおこわ上に添えられた、一手間かかったご飯です。
それに、お味噌汁と香の物がついてきました。
香の物に入っていた奈良漬が好みの味の奈良漬でした。お酒の味がそこまで強くなく、甘味のしっかりした奈良漬でした。
食事の後に、デザートとしてプルンプルンの黒糖で味付けされた葛餅が出てきました。
お茶として、おうすが出てきまた。お口の中がさっぱりしました。
3,500円で品数と、これだけのお味のお料理が出てくるとは思っても見なかったので満足感がとてもありました。
高い料金のお料理は食材が異なっているようでした。このような時期なので予約が簡単にとれたのだと思いました。
久々、値段を考えたら和食で美味しいと思えるお店でした。
ごちそうさまでした。