2022.8城崎・夕日ヶ浦温泉 旅行記その5【雨情草庵 夕食編】
2022.8城崎・夕日ヶ浦温泉 旅行記その5【雨情草庵 夕食編】
旅館へ泊まるお楽しみは、夕食だと思っています。
夏の料理がどんなものなのか楽しみに食事処へ向かいました。
雨や雪が降っていると、部屋からは屋根がないため少し大変かもしてませんが、番傘がお部屋に置かれているので、それはそれで良い雰囲気かもしれません。
食事処の天津水です。全て個室のようです。座敷机を利用した、部屋食の旅館が減ってきましたが、テーブルと椅子でいただけるのでこの方が食べやすく、楽かもしれません。
席に着くと、すでに前菜がきれいにテーブルの上に2人分セットされていました。柘榴など季節感を演出する小物類とともに。
席についてすぐ、食前酒に赤い色をした日本酒、舟屋で有名な伊根の造り酒屋である向井酒造で醸造されている、赤米を使った伊根満開が出てきました。
口に含むと華やかな香があり、甘みも感じられる飲みやすいお酒でした。
食前酒をいただいた後、前菜をいだだきました。
白い器の中には、馬刺しが入っていました。
海ぶどうや、京鴨、オクラなどさまざまな食材が趣向を凝らして出されています。目にも鮮やかですし、それぞれ美味しく調理されていました。
次に吸い物として長芋のすり流しが出てきました。冷たいお料理でさっぱとした口当たりで美味しい吸い物でした。夏にピッタリです。
次にお造りです。本来は岩がきが提供されるようですが、事前に牡蠣は嫌いと伝えておいたためウニに変更してくれていました。
お造りにいさぎが入っていましたが、底物の魚なので少し臭みがあったのでこれはもう1つでした。
もう一品お造りとしてイカがありました。こちらはおいしいお造りでした。
次に焼き物です。
アワビや、えび、それにいさぎでした。これは、普通の焼き物でした。
お凌ぎで出てきたお料理です。涼しげな演出がなされていました。
中を見るとお米の麺とトマト、カイワレが入ったお料理でした。
さっぱりとした味付けですが、これは美味しいお料理でした。口の中がスッキリするお味です。
炊き合わせです。可愛い傘が添えられています。えびや小芋の煮物です。お出汁がおいしいお料理でした。
強肴です。但馬牛ヘレステーキです。柔らかくてお肉に旨みがある本当に美味しいステーキでした。
ドライフルーツが付け合わせになっています。レーズンや、オレンジ、パインがあります。またその横には、燻製されたチーズもありました。
京都の夏といえば、ハモですが、ここでもしっかりとハモがでてきました。ハモシャブで提供されました。
板長さんが直々にお部屋にきて、お鍋を作っていださいました。
まずは、お野菜からいただきます。お出しがとにかく美味しいのでお野菜もとても美味しく頂けます。
次に、ハモです。梅干しが味のアクセントになります。
骨切りもきれいに切ってあるので骨が口に残りません。
美味しいお出汁に、野菜とハモの旨みが溶け込んだお鍋で雑炊です。
美味しくないわけがありません。
おねぎなどの薬味を少し入れていただきました。
とにかくお出しが美味しいのでお腹いっぱいでも食べられてしまいました。
最後にデザートです。
スイカとブドウ、そしてわらび餅でした。
さっぱりと頂けました。
とても美味しいお料理でした。
その6へつづく