出石 丹後半島 旅行記その5【あまやどりの宿 雨情草庵 夕食編】
海岸線からの散歩を終えて、宿に戻りひと風呂浴びたら、ちょうど夕食の時間となりました。チェックインの際、夕食の開始時間を聞かれていて、天気はあまり良くなかったのですが、海岸でもしも晴れたら、夕日も見たかったので、少し遅めの18:30からにしておきました。
日が暮れてきた時の旅館も雰囲気がありました。回廊に灯りが灯りとても綺麗に見えます。
【食事処 天津水】
夕食の場所は、別棟にある食事処の天津水の個室になっていました。
食事処は、中に入るといくつもの個室に分かれています。履き物を脱いで部屋に上がることになります。部屋の中にはテーブルが置いてありました。
足元がじんわり暖かいと思ったら、ホットカーペットが敷かれていました。
寒い日でしたのホットしました。
大きめのテーブルの上には、すでにいくつもの前菜が並べられていました。
2人でシェアしながらいただきます。
白い器は、最初飾りかなと思っていましたが、開けてみると、実は馬刺しが入っていました。
さらに手元には、乾杯用の赤米から作ったお酒も用意されていました。甘くて口当たりのとても良いお酒でした。(伊根満開 赤米酒 向酒造だそうです)
少しづつの前菜ですが、おのおの味が異なり飽きることがありません。ただ、これだけあると結構お腹が膨らんできます。
今日のお料理のお品書きが、テーブルの横に置いてありました。
前菜を食べていると、途中で次のお料理が運ばれてきました。
お吸い物です。
蓋を開けると、香りが鼻腔をくすぐります。秋の味覚松茸のお吸い物です。幸せな気分になりました。中には、しっかりハモが入っていました。お吸い物の味も、好みの少し甘めの、出汁のうま味がしっかりしたものでした。
これだけでここに来た甲斐がありました。
お吸い物と、前菜の残りを摘んでいると、次に運ばれて来たのが、お造りです。
伊勢海老と地魚のお造りです。
伊勢海老はとても甘いお造りでした。地魚のお造りも脂が乗って美味しいお魚でした。
地魚のお造りは、網ごと取り皿にとり分けることができるように工夫されていました。
お造りを食べ終わる頃、次の焼き物が運ばれてきました。
器の中には、松茸とエビ、そしてノドグロの焼き物が入っていました。ポン酢でいただきます。ノドグロの焼き物は脂が乗って美味しい一品です。
付け合わせも凝っています。茶そばを松葉に見立てたり、お麩でイチョウを作ったりしてありました。
次に碗物が運ばれてきました。
蓋を開けると、海老芋とナスやかぶらなどのたき物です。海老芋のねっとりとした食感とかぶらのあっさりした食感の取り合わせは美味しいです。上にかけられた餡も大好き。
この辺りでかなりお腹いっぱいです。
次に出てきたのが、但馬牛のヘレステーキでした。わさび醤油などでいただきました。
お腹いっぱいなのに何故か口に入ってしまいます。美味しい。
付け合わせはキャベツの千切りと思って口にしたら、じゃがいもの素揚げでした。びっくり!
次に運ばれきたのは、四角い箱です。
中を開けると、ベニズワイガニとアワビの酢の物でした。この時期は松葉蟹が解禁前なのでベニズワイガニが出てきました。
蟹の季節はすごく料金が上がってしまうので、去年もこの時期に夕日が浦温泉にきました。何も無い場所ですが、とても落ち着いたいい街だと思います。
次に運ばれきたのは鍋料理です。まずは鍋に入れる具材が運ばれてきました。
アンコウのお鍋です。
料理長が自ら部屋をおとずれて、その場でお鍋を作ってくれます。
まずは、アンコウだけが提供されます。アンコウの上には梅干しが乗っていました。
そのまま食べても美味しいし、梅干しと一緒に食べても後口がさっぱりして美味しいし、お腹いっぱいなのに食べられてしまいます。
次に、野菜をいただきます。
出汁の味が染みて美味しいです。このお鍋は出汁の味が本当に好みの味でした。
お鍋の次に、ご飯とお漬物が出てきました。ご飯は、この季節ならではの松茸ご飯です。
でも、流石にお腹いっぱいなので、食べられません。
おにぎりにしてくれて、夜食になりました。
ご飯と一緒に出された、汁物は、先ほどの鍋のお出しです。お出汁はもともととても好みの味なのに、それに海苔を入れて食べるとまた、海苔の香りが出て別物になりました。
思わずおかわりしてしまいました。
最後のデザートは、ブドウと柿それにりんごのシャーベットです。
お腹いっぱいになっているのに、りんごのシャーベットはとっても美味しく、口がさっぱりしました。
お料理は、とても美味しかったと思いました。
量が多かったのでお腹いっぱいになってしまいまいした。
ごちそうさまでした。
夜、松茸ご飯をおにぎりにしたものを、こんな風に綺麗にしてお部屋まで持ってきてくださいました。
あれだけお腹いっぱいだったのに、夜中に食べてしまいました。
その6へつづく